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発情ホルモン ハツジョウホルモン

3件 の用語解説(発情ホルモンの意味・用語解説を検索)

デジタル大辞泉の解説

はつじょう‐ホルモン〔ハツジヤウ‐〕【発情ホルモン】

エストロゲン

出典|小学館
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大辞林 第三版の解説

はつじょうホルモン【発情ホルモン】

脊椎せきつい動物の主として卵巣および胎盤から分泌される雌性ホルモンの一。卵巣・子宮・乳腺にゆうせんなどの発育を促して女性の二次性徴を発現させ、子宮内膜の増殖や卵胞の発育を促進し、性欲を高めるなどの作用をもつ。エストラジオール- 17 β ・エストロン・エストリオールなど。卵胞ホルモン。濾胞ろほうホルモン。 → エストロゲン

出典|三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

発情ホルモン
はつじょうほるもん

脊椎(せきつい)動物一般にみられる雌性ホルモンに属する一群のホルモンで、おもに卵巣の内莢膜(ないきょうまく)細胞か、それに由来する間細胞から分泌される。卵胞ホルモン、濾胞(ろほう)ホルモンともいわれる。胎盤、副腎(ふくじん)皮質、精巣からも少量分泌され、哺乳(ほにゅう)類にみられるおもな発情ホルモンはエストロン、エストラジオール、エストリオールの3種である。妊婦の胎盤ではエストリオールが多量に生成される。多くの哺乳類の交尾に不可欠の発情を誘発するため、発情ホルモンとよばれるが、そのほかにも二次性徴の発達、生殖に必要な雌の生殖付属器官や乳腺(にゅうせん)の機能的発達、卵巣の濾胞形成を促進する。同時に全身の代謝活動を盛んにしたり、副腎を肥大させるなどの性器外作用も有する。また無脊椎動物、たとえば棘皮(きょくひ)動物や甲殻類の卵巣中にも検出されるが、その生理的意義は不明である。発情ホルモンは植物にも存在し、ある種のクローバーはそれを食べるヒツジを不妊にしてしまうほどの量を含んでいる。なお多量の発情ホルモン投与が妊娠初期の切迫流産を防止する効果をもつところから、臨床的に合成発情ホルモンが使用されたが、生まれた子の生殖付属器官に癌(がん)が多発することが明らかになり問題となっている。またウシ、ヒツジあるいは魚などの飼料にこのホルモンを混ぜると体重の増加率がよいことから使用されるが、肉の中に残るホルモンの妊婦などに対する影響が心配され、アメリカではその使用が禁止された。[守 隆夫]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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世界大百科事典内の発情ホルモンの言及

【エストロゲン】より

…雌の動物に発情estrusを起こさせるものという意味で,一群の雌(女)性ホルモンをさし,発情ホルモン,卵胞ホルモン,濾胞ホルモンともよばれる。動物体内で分泌されるエストロゲンはすべてステロイドで,A環はフェノールである。…

【発情】より

…卵巣の状態から発情周期をみると,濾胞(ろほう)(卵胞)の成熟する濾胞期,濾胞から成熟卵が排出される排卵期,および排卵後の濾胞から黄体の発達する黄体期に分けられる。卵巣からは,濾胞期には主として発情ホルモン(エストロゲン)が,黄体期には主として黄体ホルモンが分泌される。これらのホルモンにより,生殖器,副生殖器の変化が調節されている。…

※「発情ホルモン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
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