「大東亜共栄圏」建設のために、日本が植民地とした台湾や朝鮮半島などで実施した同化政策。日本語の常用や神社への参拝、天皇崇拝を強要し、国家への忠誠を尽くすように指導した。
日本国内にいた朝鮮人労働者らに対しては、1930年代半ばごろから官主導での取り組みが本格化した。37年に日中戦争が始まると、戦時体制を支えるために献金や金属類の供出を迫り、護国神社の造営工事などを無償で奉仕させた。
40年には、「創氏改名」により名前が日本式の通名に。日本の学校に通った朝鮮人の子どもの教育も、差別的で民族性の否定を強いられたものだった。
日本の敗戦で解放された後は、奪われた民族の言語や文化を取り戻そうと日本各地に朝鮮語の講習所ができた。
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