新撰 芸能人物事典 明治～平成 「益田喜頓」の解説
益田 喜頓
マスダ キイトン
- 職業
- 俳優
- 本名
- 木村 一
- 別名
- 前名=益田 キートン(マスダ キートン)
- グループ名
- 旧グループ名=あきれたぼういず
- 生年月日
- 明治42年 9月11日
- 出生地
- 北海道 函館市青柳町
- 学歴
- 函館商中退,北海中〔昭和2年〕卒
- 経歴
- 小学校時代から活動写真と野球に熱中し、昭和3年ノンプロ球団函館オーシャンに入団、三塁手として活躍するが、翌年赤い風車レビュー団に入り、ボードビリアンに転身。8年浅草でデビュー。12年喜劇俳優バスター・キートンをもじった益田キートンの芸名で、川田義雄、坊屋三郎らとコミック音楽グループ“あきれたぼういず”を結成、一時代を画す。14年「ロッパの大久保彦左衛門」で映画初出演。第2次あきれたぼういずを経て、益田喜頓一座を結成。戦後の21年“あきれたぼういず”を再編成し浅草の舞台で活躍。26年グループ解散後は東宝映画や東宝ミュージカルに数多く出演。以後も飄々としたとぼけた味を生かし、重要な脇役としてテレビや舞台にと幅広く活動した。平成2年60年ぶりに帰郷。主な出演作に、日活映画「刑事物語」シリーズ、東宝現代劇「がっこの先生」、東宝ミュージカル「マイ・フェア・レディ」「屋根の上のバイオリン弾き」「王様と私」「プロミセス・プロミセス」など。著書に「ハイカラ紳士」「キートンの浅草ばなし」などがある。
- 受賞
- 紫綬褒章〔昭和52年〕,勲四等旭日小綬章〔昭和59年〕 菊田一夫演劇賞(特別賞 第1回 昭50年度)〔昭和51年〕,演劇功労者〔昭和60年〕,菊田一夫演劇賞(特別賞 第11回 昭60年度)〔昭和61年〕,浅草芸能大賞(第4回)〔昭和63年〕,函館市栄誉賞〔平成2年〕
- 没年月日
- 平成5年 12月1日 (1993年)
- 伝記
- キートンの人生楽屋ばなしキートンの浅草ばなし 益田 喜頓 著益田 喜頓 著(発行元 北海道新聞社読売新聞社 ’90’86発行)
出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治～平成」（2010年刊）新撰 芸能人物事典 明治～平成について 情報