目が肥える(読み)めがこえる

精選版 日本国語大辞典 「目が肥える」の意味・読み・例文・類語

め【目】 が 肥(こ)える

同じ種類のものをたくさん見て、その価値を見分ける力がつく。いいものを見なれて鑑識力が増す。
※天理本狂言・腥物(室町末‐近世初)「人の、目のこゑぬやうにと思ふて、こがね刀を、つとにしておいたと云て、取出す」
浮世草子好色万金丹(1694)五「ありし難波にて大夫に目の肥(コヘ)たる癖失せねば」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「目が肥える」の意味・読み・例文・類語

・える

よいものを見慣れて、よしあしを見分ける力が増す。「古美術品には―・えている」
[類語]眼識目利き洞察先見明察識見見識炯眼けいがん活眼慧眼眼力眼光心眼達眼審美眼目が高い目が利く鑑識眼

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android