明察(読み)メイサツ

デジタル大辞泉 「明察」の意味・読み・例文・類語

めい‐さつ【明察】

[名](スル)
はっきりと真相事態を見抜くこと。「実情明察する」
相手を敬って、その推察をいう語。「御明察のとおりです」
[類語](1眼識先見洞察目利き識見見識炯眼けいがん活眼慧眼眼力眼光心眼達眼審美眼目が高い目が利く目が肥える/(2察し推量推測推察推定斟酌推断推認了察賢察高察拝察忖度憫察びんさつ推考端倪たんげい邪推類推酌量憶測配慮揣摩しま揣摩憶測しまおくそく心配り気配り心遣い気遣い推し量る酌む酌み取る思い思い勘繰る思いやるおもんぱかる推し当てる心当て気を回す見越す察する感じ取る

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「明察」の意味・読み・例文・類語

めい‐さつ【明察】

  1. 〘 名詞 〙
  2. はっきりと事情・事態を推察すること。よく真相を見抜くこと。
    1. [初出の実例]「十一曰、明察功過、賞罰必当」(出典:十七箇条憲法(604))
    2. 「誠に是非明察に、善悪無二におはします故なり」(出典:保元物語(1220頃か)上)
    3. [その他の文献]〔春秋左伝‐昭公六年〕
  3. 相手を敬って、その推察をいう語。「御明察、恐れ入ります」

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普及版 字通 「明察」の読み・字形・画数・意味

【明察】めいさつ

明らかに見ぬく。〔韓非子孤憤〕智の士は、必ず見にして察なり。察ならずんば、私を燭(てら)すこと能はず。

字通「明」の項目を見る

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