活眼(読み)カツガン

デジタル大辞泉 「活眼」の意味・読み・例文・類語

かつ‐がん〔クワツ‐〕【活眼】

物事道理本質をよく見分ける眼識。「活眼を開く」「活眼の士」
[類語]眼識目利き洞察先見明察識見見識炯眼けいがん慧眼眼力眼光心眼達眼審美眼目が高い目が利く目が肥える鑑識眼

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「活眼」の意味・読み・例文・類語

かつ‐がんクヮツ‥【活眼】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 生きた眼。物の道理を見抜く見識。物事を見抜く能力。〔新令字解(1868)〕
    1. [初出の実例]「Kwatsugan(クヮツガン) ヲ モッテ ミヌク」(出典:改正増補和英語林集成(1886))
    2. 「へえ、活眼だね。どうして、睨(ね)らんどるんですか」(出典:坊っちゃん(1906)〈夏目漱石〉七)
  3. 端渓の硯(すずり)のうち、眼(がん)斑点のあるもの。鴝鵒眼(くよくがん)
    1. [初出の実例]「唐土の硯石は、眼(がん)と云事有りて、石に星の有るを珍重す。眼にも死眼、活眼(クヮツガン)涙眼などいふ事有りて、星に光沢有り」(出典:随筆・北窓瑣談(1829)後)
    2. [その他の文献]〔李之彦‐硯譜〕

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普及版 字通 「活眼」の読み・字形・画数・意味

【活眼】かつがん

眼力。

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