ちょく‐しん【直臣】
- 〘 名詞 〙
- ① 直言する臣。また、正直な臣下。
- [初出の実例]「直臣賢才を播し、蘭芬の文章を御(おさめ)たり」(出典:三国伝記(1407‐46頃か)一〇)
- [その他の文献]〔漢書‐朱雲伝〕
- ② ⇒じきしん(直臣)
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直臣 (じきしん)
中・近世武家社会における直属の家臣の称。主君の直接支配下に属する家臣のこと。直参の武士の称。陪臣に対する。鎌倉時代,北条氏得宗家の被官は御内人(みうちびと)と呼ばれ,得宗の直臣ではあるが,将軍家からすれば陪臣となる。これに対して一般御家人は外様御家人と呼ばれ疎外されたが,将軍家からみれば直臣である。しかしその主従関係は比較的薄かった。室町時代以後は将軍家は直属の家臣を掌握することにつとめ,権力の強化をはかっている。江戸時代の旗本・御家人は将軍家の直臣といえよう。
執筆者:五味 克夫
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直臣【じきしん】
中・近世武家社会における直属の家臣の称。主君の直接支配下に属し,陪臣に対する。鎌倉時代の御家人,江戸時代の大名・旗本・御家人は将軍に対して直臣にあたる。また江戸時代,直臣のうち大名を除く旗本・御家人を総称して直参といった。
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普及版 字通
「直臣」の読み・字形・画数・意味
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