コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

真理の探究 しんりのたんきゅう De la recherche de la vérité

2件 の用語解説(真理の探究の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

真理の探究
しんりのたんきゅう
De la recherche de la vérité

フランスの哲学者ニコラス・マルブランシュの処女作で代表作。正式の書名はさらに「そこで人間精神の本性と,学問において誤りを避けるためになすべきその用法が扱われる」と続いている。 1664年にデカルトの『人間論』 De l'hommeに触れて哲学に開眼した著者が続く5年間に数学,自然学から道徳,形而上学にわたる全領域の研究を集中的に行い,そのなかでおそらく 68年頃着手し,73年に第1巻を完成 (1674初版) した。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

真理の探究
しんりのたんきゅう
Recherche de la vrit

フランスの哲学者マルブランシュの主著。1674~75年に刊行された二巻本は激しい論争を生み、さまざまな批判に答えて77年に『解明』が付加された。副題に「人間精神の本性と諸学問における誤謬(ごびゅう)を避けるためになすべきその使用法が論じられる」とあるように、最初の2巻は、人間の諸能力を考察し、真理探究の方法を論じる。他方、第3巻では、中心が方法論から形而上(けいじじょう)学に移り、機会原因論の立場に説明が加えられるとともに、「万物を神のうちに観(み)る」という有名な認識説が確立される。すなわち、本書によれば、精神が物体という異種の実体を認識するのは、神の理性内における物体の「イデア」(とくに「叡知(えいち)的延長」)の直観の媒介によるとされる。[香川知晶]
『竹内良知訳『真理の探求』(1949・創元社)』

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

真理の探究の関連キーワードコラリフランシュコンテマルブランシュニコラウスクサヌスボワローマールブランシュニコラス・コペルニクスラスクフランスシュナンブランブランシュビク

今日のキーワード

大統領補佐官

各種政策の立案その他に関し,側近として大統領に助言する役職だが,実質上はブレーン,顧問として多面的な役割を担う。憲法で定められた唯一の行政責任者である合衆国大統領は,強大な権力を持つにもかかわらず,議...

続きを読む

コトバンク for iPhone

真理の探究の関連情報