日本歴史地名大系 「矢ノ川峠」の解説
矢ノ川峠
やのことうげ
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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三重県南部、尾鷲(おわせ)、熊野両市の境にある峠。紀伊山地が急斜面をなして熊野灘(なだ)に臨み、この間の陸路は危険な海岸沿いか、尾鷲湾に注ぐ矢ノ川をさかのぼり矢ノ川峠を越えるルートしかなく、熊野街道最大の難所とされた。江戸時代に開かれた峠は高峰山(1045メートル)山頂の南部を通っていたが、1936年(昭和11)南東方の標高807メートルの所を開削して国道42号が通るようになり、1959年(昭和34)紀勢本線の尾鷲―熊野間開通までは、国鉄(現、JR)の連絡バスが走り、屈曲して登るバスからの眺めは絶景といわれた。1968年に峠道のすぐ下を矢ノ川トンネルが貫通し、かつての難所のおもかげもなくなった。
[伊藤達雄]
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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