焼セッコウにおがくずやパーライト(黒曜石や真珠岩を粉砕し焼成したもの)などの混和材を混ぜ,適量の水を加えよく練り混ぜたものを芯とし,表面を厚紙で被覆して板状に成形したもの。厚いものは不燃材,薄いものは準不燃材であり,くぎ打ちやナイフでの切断が可能で施工性がよく,内部の壁材として多用されるほか天井材にも用いられる。クロスばりやペイント塗装およびプラスター塗の下地材とするのが主であるが,表面にプリント印刷したり,化粧紙や木の単板をはった化粧セッコウボードはそのままで使用されている。このほか,表面に小さな穴を数多くあけたラスボード(塗壁の下地用)や吸音性のある穴あきセッコウボードもつくられている。ふつうのセッコウボードは吸水により強度が低下するので,水のかかる部分に用いるのは好ましくないが,多湿な場所や外部に用いることができるものとして,防水加工を施した防水セッコウボードがつくられている。
執筆者:吉田 倬郎
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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