石膏ボード(読み)セッコウボード(その他表記)plaster board

デジタル大辞泉 「石膏ボード」の意味・読み・例文・類語

せっこう‐ボード〔セキカウ‐〕【石×膏ボード】

焼き石膏鋸屑のこぎりくずパーライトなどの軽量材を約10パーセント混入し、両面厚紙を張って板にしたもの。天井・壁張りなどに使用

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精選版 日本国語大辞典 「石膏ボード」の意味・読み・例文・類語

せっこう‐ボードセキカウ‥【石膏ボード】

  1. 〘 名詞 〙 ( ボードは[英語] board ) 焼石膏木屑軽量骨材を混入し、両面に厚紙を張って成板したもの。天井・壁面張りなどに用いる。〔新住居入門(1963)〕

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改訂新版 世界大百科事典 「石膏ボード」の意味・わかりやすい解説

セッコウ(石膏)ボード (せっこうボード)
plaster board

焼セッコウにおがくずやパーライト(黒曜石真珠岩を粉砕し焼成したもの)などの混和材を混ぜ,適量の水を加えよく練り混ぜたものを芯とし,表面を厚紙で被覆して板状に成形したもの。厚いものは不燃材,薄いものは準不燃材であり,くぎ打ちやナイフでの切断が可能で施工性がよく,内部の壁材として多用されるほか天井材にも用いられる。クロスばりやペイント塗装およびプラスター塗の下地材とするのが主であるが,表面にプリント印刷したり,化粧紙や木の単板をはった化粧セッコウボードはそのままで使用されている。このほか,表面に小さな穴を数多くあけたラスボード(塗壁の下地用)や吸音性のある穴あきセッコウボードもつくられている。ふつうのセッコウボードは吸水により強度が低下するので,水のかかる部分に用いるのは好ましくないが,多湿な場所や外部に用いることができるものとして,防水加工を施した防水セッコウボードがつくられている。
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「石膏ボード」の意味・わかりやすい解説

石膏ボード
せっこうボード
gypsum board

焼き石膏を主原料とし,おが屑,ガラス繊維,パーライトなどを混合し,場合によっては発泡剤を加えたうえ,水で練ってペースト状にしたものを,2枚のボード用原紙 (またはシート) の間に流し込み,板状に固めたもの。 1902年アメリカで発明され,日本では 21年から生産が始った。「平ボード」として壁や天井に用いられて防火材の役割をもっているほか,「ラスボード」として穴をあけ壁の下地材料に使う。また「吸音ボード」は音響吸収性があり,内装壁用には表面に印刷かプラスチック塗装をした「化粧石膏ボード」がある。

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リフォーム用語集 「石膏ボード」の解説

石膏ボード

焼石こうを主原料とした心材の両面をボード用原紙で被覆して板状に圧延成型したもの。防火性、遮音性、施工性などに優れ、安価であるため、壁・天井下地材などに広く使用されている。厚さ12.5mmのボードは不燃材、9.5mmのボードは準不燃材として認定されている。

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家とインテリアの用語がわかる辞典 「石膏ボード」の解説

せっこうボード【石膏ボード】

2枚の厚紙の間に水で練った焼き石膏を流し込み、板状に固めた建築材料。壁・天井材として普及している。水や湿気に弱いが、価格が安く、耐火性・遮音性にすぐれる。厚さは9.5mmまたは12.5mmのものが一般的。◇「プラスターボード」ともいう。

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