硯北(読み)ケンポク

デジタル大辞泉 「硯北」の意味・読み・例文・類語

けん‐ぽく【×硯北/研北】

手紙脇付わきづけの一。机を南向きに据えると、人はすずり北側にいることになるところからいう。机下
[類語]侍史机下台下足下座右膝下玉案下御許御前

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「硯北」の意味・読み・例文・類語

けん‐ぽく【硯北・研北】

  1. 〘 名詞 〙 ( 机を南向きに置く時、人の位置が硯の北にあたるところから ) 手紙の宛名左方に書き添えて、敬意を表わす語。机下。案下座下
    1. [初出の実例]「鶯村吉岡君 硯北」(出典:新著百種(1889)序〈坪内逍遙〉)
    2. [その他の文献]〔高士奇‐天祿識余〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「硯北」の読み・字形・画数・意味

【硯北】けんぼく

研北

字通「硯」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android