デジタル大辞泉
「拝」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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はい【拝】
- 〘 名詞 〙
- ① おがむこと。頭を下げて敬礼すること。
- [初出の実例]「主上夜ごとに清涼殿の石灰壇にて、伊勢大神宮をぞ御拝ありける」(出典:平家物語(13C前)三)
- 「貴賤を選まず拝(ハイ)を許す」(出典:人情本・貞操婦女八賢誌(1834‐48頃)三)
- [その他の文献]〔礼記‐曲礼上〕
- ② 「はいぶ(拝舞)」の略。
- [初出の実例]「下りて答のはい、し給ふ御有様ども」(出典:源氏物語(1001‐14頃)宿木)
- ③ 手紙などで、自分の名の下に付けて、相手に敬意を表わす語。
- [初出の実例]「差出名は唯苗名(めうじ)文で━小野拝」(出典:青春(1905‐06)〈小栗風葉〉夏)
おがみをがみ【拝】
- 〘 名詞 〙 ( 動詞「おがむ(拝)」の連用形の名詞化 )
- ① おがむこと。礼拝。
- [初出の実例]「三千三百三十三度のおかみせよ」(出典:古今著聞集(1254)一六)
- ② 法会に食事を出すこと。とき。かたぞなえ。
- [初出の実例]「三の尼を屈請(いま)せ、大会の設斎(ヲガミ)す」(出典:日本書紀(720)敏達一三年是歳(前田本訓))
- ③ ( 合掌した手に形が似ているところから ) 破風板(はふいた)が左右から合う所。〔日本建築辞彙(1906)〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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普及版 字通
「拝」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
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世界大百科事典(旧版)内の拝の言及
【叩頭】より
…中国古来の拝礼の一つ。〈叩頭〉は後漢のころから,古く《周礼(しゆらい)》に挙げられた〈九拝〉の一つ〈頓首〉と同義通用するようになったという。…
※「拝」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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