デジタル大辞泉 「拝」の意味・読み・例文・類語
はい【拝〔拜〕】[漢字項目]
[学習漢字]6年
1 頭を下げて礼をする。「拝礼/
2 貴人に会う。「拝謁・拝顔」
3 あがめる。ありがたがる。「拝外/崇拝」
4 お上からいただく。ありがたく受ける。「拝官・拝命・拝領」
5 自分の行為に冠して相手に敬意を示す語。「拝賀・拝啓・拝見・拝借・拝呈・拝読・拝復」


(はん)。
は花の形。〔説文〕十二上に「首、地に至るなり」と拝首の意とし、字形について揚雄説として「兩手の下るに從ふ」と左右を両手の形とする。金文の字形は華を手で抜きとる形で、草花を抜きとるのが字の原義。〔詩、召南、甘棠〕「
(へいひ)たる甘棠(かんたう) 翦(き)ること勿(なか)れ、拜(ぬ)くこと勿れ」の〔
箋〕に「拜の言たる、拔なり」という。拜peatと拔(抜)buatとの畳韻の関係を以て説くが、拜の字形が草花を抜きとる形である。その姿勢は腰を低めて拝首の礼に近いので、のちその義となった。金文には「拜手
首(けいしゆ)」といい、〔書、召誥〕にも、「拜手」の語がある。官位の受命のときにその礼を行うので、拝命・拝受・拝顔のようにいう。
立〕拜 ウ(ヤ)マフ・フス
に作り、
(八)も波の音を形容する語であろう。
t、伐biuatとも、みな声義に通ずるところがあり、もと一系の語であったことが知られる。
▶・拝拱▶・拝教▶・拝啓▶・拝見▶・拝献▶・拝候▶・拝芝▶・拝賜▶・拝辞▶・拝謝▶・拝爵▶・拝手▶・拝首▶・拝受▶・拝寿▶・拝春▶・拝除▶・拝章▶・拝詔▶・拝神▶・拝塵▶・拝趨▶・拝石▶・拝節▶・拝
▶・拝送▶・拝聴▶・拝天▶・拝殿▶・拝
▶・拝任▶・拝年▶・拝眉▶・拝表▶・拝舞▶・拝俛▶・拝伏▶・拝別▶・拝面▶・拝覧▶・拝礼▶
拝・九拝・迎拝・再拝・三拝・参拝・賜拝・手拝・巡拝・除拝・親拝・崇拝・趨拝・夕拝・致拝・朝拝・答拝・俯拝・伏拝・封拝・捧拝・遥拝・礼拝出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
…中国古来の拝礼の一つ。〈叩頭〉は後漢のころから,古く《周礼(しゆらい)》に挙げられた〈九拝〉の一つ〈頓首〉と同義通用するようになったという。…
※「拝」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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