出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
岩手県南東部、大船渡市(おおふなとし)南端の末崎半島(まっさきはんとう)にある景勝地。白亜紀の砂岩、頁岩(けつがん)の互層からなる海岸段丘で、これらが海食を受けて100メートルに及ぶ断崖(だんがい)のほか、洞窟(どうくつ)、洞門、潮吹き穴などの奇景をみせる。段丘上はアカマツ、クロマツの美林で覆われ、ハイビャクシン、エゾスカシユリなどの植生もみられる。半島先端の碁石岬の西側には碁石状の頁岩が浜を形成する碁石浜がある。付近にはレストハウス、遊歩道、キャンプ村などが整備され、三陸復興国立公園(旧、陸中海岸国立公園)の優れた景勝地をなし、国の名勝・天然記念物に指定されている。JR大船渡線BRT(バス高速輸送システム)細浦駅(停留所)から路線バス、または碁石海岸口駅から徒歩約40分。
[川本忠平]
岩手県南東部,大船渡市末崎半島の南東端にある景勝地。白亜紀の砂岩とケツ岩の互層からなり,海食による断崖,洞窟,岩礁など変化に富んだ地形が,アカマツ,クロマツに覆われ,美しい景観を形づくっており,国の名勝および天然記念物に指定されている。地名は碁石岬の突端西側にある碁石浜にケツ岩が浸食されてできた碁石状の円礫(えんれき)がみられることによる。陸中海岸国立公園に属し,レストハウス,キャンプ村,寒椿オリエンテーリングコースなどがある。
執筆者:川本 忠平
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
出典 日外アソシエーツ「事典・日本の観光資源」事典・日本の観光資源について 情報
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