(読み)マ

デジタル大辞泉 「磨」の意味・読み・例文・類語

ま【磨】[漢字項目]

常用漢字] [音](呉) [訓]みがく する とぐ
こすってみがく。「磨崖仏まがいぶつ研磨
すりへる。「磨滅鈍磨不磨
学問技芸を向上させようと励む。「練磨切磋琢磨せっさたくま
[名のり]おさむ・きよ
難読達磨だるまぎ汁

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「磨」の読み・字形・画数・意味


常用漢字 16画

(旧字)
16画

(異体字)
24画

[字音] マ・バ
[字訓] みがく

[説文解字]

[字形] 形声
声符は(麻)(ま)。〔説文〕九下を正形とし、靡(び)声。「石磑(いしうす)なり」とあり、石臼をいう。〔爾雅、釈器〕に「石、之れをと謂ふ」とあり、〔広雅、釈器〕に「(みが)くなり」という。手を以て撫するを(摩)、石で磨(まれい)するをという。

[訓義]
1. みがく、とぐ。
2. する、すりへる、きえる。
3. いしうす。
4. よくする、みがきあげる。

[古辞書の訓]
名義抄 トグ・ミガク 〔字鏡集〕 ヒク・トグ・ミガク・スル・スリウス・イシノウス・クダク

[語系]
muaiは同声。捫munは声近く、〔説文〕十二上に「撫持するなり」とあり、強く執り持つ意。はすり合わせる意がある。

[熟語]
磨瑩・磨・磨崖磨磑・磨核磨刮磨戛・磨勘磨究・磨光磨淬・磨刷・磨子磨臍・磨税・磨石・磨折・磨洗・磨対磨琢・磨治・磨刀磨煩・磨滅・磨・磨・磨磨錬・磨・磨
[下接語]
按磨・瑩磨・刮磨・臼磨・研磨・攻磨・沙磨・淬磨錯磨砥磨漬磨・消磨・新磨・水磨・切磨・折磨・洗磨・琢磨・不磨・墨磨・練磨・錬磨

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

世界大百科事典(旧版)内のの言及

【臼】より

…そのとき搗く棒を杵(きね)という。また,搗き砕くのではなくて,磨(す)りつぶす方が砕けやすいこともある。そのような目的につかう道具を挽き臼という。…

※「磨」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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