社司(読み)しゃし

精選版 日本国語大辞典 「社司」の意味・読み・例文・類語

しゃ‐し【社司】

〘名〙
神社で神に仕え、社務をつかさどる者。神職神官神主。やしろづかさ。
※九冊本宝物集(1179頃)六「社司こそ国司をばまつべけれ、国司にまたるるいはれなし」
② 明治二七年(一八九四)に定められた神職の職名の一つ。府社・県社・郷社および内務大臣が指定する護国神社の神職。一社一人でその神社の首長として祭祀庶務を管掌した。昭和二一年(一九四六廃止

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デジタル大辞泉 「社司」の意味・読み・例文・類語

しゃ‐し【社司】

神社で、神に仕え、社務を執る者。神職。神官。神主かんぬし。やしろのつかさ。
旧制で、神職の職名。府県社・郷社の社掌しゃしょうの上の位で、祭祀さいし・庶務を管理した。昭和21年(1946)廃止。
[類語]神職神主神官宮司禰宜

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普及版 字通 「社司」の読み・字形・画数・意味

【社司】しやし

社倉役人

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