出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
京都府木津川(きづがわ)市山城町神童寺(やましろちょうじんどうじ)にある真言(しんごん)宗智山(ちさん)派の寺。北吉野山(きたよしのさん)金剛蔵院(こんごうぞういん)と号する。本尊は蔵王権現(ざおうごんげん)。聖徳太子の創建と伝えられ、のち役行者(えんのぎょうじゃ)がきて金剛蔵王(ざおう)を感得して本尊とし神童教護国寺と称した。平安初期には興福寺の願安(がんあん)が再興して法相(ほっそう)・真言兼学の寺とした。治承(じしょう)年間(1177~1181)焼失し、のち源頼朝(よりとも)が再建したが、1331年(元弘1)兵火にかかり、1406年(応永13)ふたたび建立された。現本堂(権現堂、国重要文化財)はそのときのものである。寺宝に、愛染明王坐像(あいぜんみょうおうざぞう)、不動明王立像、阿弥陀如来(あみだにょらい)坐像、毘沙門天(びしゃもんてん)像(いずれも国重要文化財)など平安後期の彫刻がある。
[勝又俊教]
各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...
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