日本歴史地名大系 「福岡八幡神社」の解説
福岡八幡神社
ふくおかはちまんじんじや
由緒はつまびらかでないが、上代から鎮祭され、源頼朝も神領を認め、松山藩主はこれを周布郡一の宮として祭費を代官所で賄ったと伝えられる(愛媛県神社誌)。宝永七年(一七一〇)の「周布郡大手鏡」には
とあり、この紫尾山福岡八幡宮が現福岡八幡神社にあたる。当社所蔵の神楽面には大永二年(一五二二)六月九日の「施主申年梵瑞」の銘がある。また中細形銅剣(県指定有形文化財)が保存されているが、これは本県出土中弥生時代最古の青銅利器である。
福岡八幡神社
ふくおかはちまんじんじや
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報