竹本住大夫(読み)たけもと すみたゆう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「竹本住大夫」の解説

竹本住大夫(7代) たけもと-すみたゆう

1924- 昭和-平成時代の浄瑠璃(じょうるり)太夫
大正13年10月28日生まれ。6代竹本住太夫養子。2代豊竹古靱太夫(こうつぼだゆう)(のち豊竹山城少掾)に入門。昭和35年9代竹本文字大夫襲名。38年文楽協会を設立。60年7代竹本住大夫を襲名。平成元年人間国宝。10年芸術院恩賜賞。14年芸術院会員。16年毎日芸術賞。17年文化功労者。20年朝日賞。同年フランス芸術文化勲章コマンドールを受章。26年引退。同年文化勲章。大阪府出身。大阪専門学校(現・近畿大)卒。本名は岸本欣一。初名は豊竹古住太夫。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「竹本住大夫」の意味・わかりやすい解説

竹本住大夫(6世)
たけもとすみたゆう[ろくせい]

[生]1886
[没]1959.1.15.
義太夫節の太夫。本名岸本吟治。3世竹本越路太夫門弟。竹本小常太夫,竹本常子太夫,竹本八十太夫,竹本文字太夫を経て,1941年 6世を襲名。渋い世話物を得意とした。第2次世界大戦後,文楽が 2派に分裂した際には,10世豊竹若大夫,2世野沢喜左衛門,2世桐竹紋十郎らとともに三和会(みつわかい)を興し活躍した。1955年重要無形文化財保持者(人間国宝)。

竹本住大夫(7世)
たけもとすみたゆう[ななせい]

[生]1924.10.28. 大阪,大阪
[没]2018.4.28. 大阪,大阪
義太夫節の太夫。本名岸本欣一。6世竹本住大夫の養子。1946年 2世豊竹古靭太夫(のちの山城少掾)に入門。竹本古住太夫,9世竹本文字太夫を経て,1985年 7世を襲名。時代世話がかったものに特色を発揮する。1989年重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定された。1998年日本芸術院賞受賞。2002年日本芸術院会員。2005年文化功労者。

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367日誕生日大事典 「竹本住大夫」の解説

竹本 住大夫(7代目) (たけもと すみたゆう)

生年月日:1924年10月28日
昭和時代;平成時代の義太夫節太夫(文楽)

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

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