デジタル大辞泉 「笊蕎麦」の意味・読み・例文・類語 ざる‐そば【×笊蕎=麦】 笊や、すのこに盛ったそば。細かくしたのりをかけ、刻みねぎ・わさびなどを薬味に、つけ汁につけて食べる。もとは、もりそばより濃いつけ汁を用いた。ざる。[類語]蕎麦・麺類・饂飩・パスタ・生蕎麦・盛り蕎麦・掛け蕎麦・狸蕎麦・狐蕎麦・月見蕎麦・夜鳴き蕎麦・夜鷹蕎麦・二八蕎麦 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「笊蕎麦」の意味・読み・例文・類語 ざる‐そば【笊蕎麦】 〘 名詞 〙① ざる、すのこなどに盛って出すそば。古く、つけ汁にはもりそばより濃くし、みりんなどをまぜあわせたものを用い、もりそばと区別するためにきざみのりをのせた。ざる。[初出の実例]「腹が減たら笊蕎麦(ザルソバ)に無心いふまでと」(出典:談義本・当風辻談義(1753)四)② ( ①のように手軽なできあいの食物を食う意から ) 関東南部から伊豆地方で、私娼、下等の売春婦をいう。 いかき‐そば【笊蕎麦】 〘 名詞 〙 ざるに盛って出すそば。[初出の実例]「深川土産。蒲焼、笊蕎麦(イカキソバ)」(出典:随筆・武野俗談(1757)七) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典 「笊蕎麦」の解説 ざるそば【笊蕎麦】 ゆでて水にさらして締め、ざるに盛りつけたそば。刻みのりをのせることが多い。そばつゆにつけながら食べる。◇「ざる」と略す。もとは、もりそばのそばつゆよりもみりんを多く用いるなどしてざるそば専用に作ったそばつゆで食べるものとされたが、現在はもりそばと同じそばつゆを用いることが多い。 出典 講談社和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典について 情報