精華町(読み)せいかちよう

日本歴史地名大系 「精華町」の解説

精華町
せいかちよう

面積:二五・六三平方キロ

相楽郡の西部に位置し、東は木津きづ川を隔てて山城やましろ町、北は綴喜郡田辺たなべ町、西から南にかけて奈良県生駒いこま市・奈良市、東南は木津町に接する。西部は生駒山地甘南備かんなび丘陵が広がり、東部は木津川に至る平地である。山田やまだ川と煤谷すすたに川が東流し、木津川に注ぐ。平地を国鉄片町線・近鉄京都線と主要地方道八幡―木津線(旧奈良街道)南北に貫通し、南部を国道一六三号(旧大坂街道)東西に通る。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「精華町」の意味・わかりやすい解説

精華〔町〕
せいか

京都府南端部,木津川左岸の町。 1955年町制京都盆地南端の沖積平野と,その西の丘陵地帯にまたがり,米作,野菜栽培が行なわれる。特産品はイチゴ奈良市木津川市にまたがる丘陵地帯には関西文化学術研究都市一環として,住宅団地や緑化センターなどが建設された。本尊の木造菩薩形立像を所蔵する常念寺,藤原時代の寄木造の智証大師像を所蔵する若王寺 (にゃくおうじ) など国指定重要文化財を有する寺社も多い。近畿日本鉄道京都線,JR片町線が南北に,町域南端を国道 163号線が東西に通じる。また町の中央を南北に京奈和自動車道が通る。面積 25.68km2。人口 3万6198(2020)。

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