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木津川市(読み)きづがわ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

木津川〔市〕
きづがわ

京都府南端部,木津川流域にある市。京都盆地の南端に位置し,南で奈良県に接する。 2007年木津町,加茂町,山城町の3町が合体して市制。木津川が東から流れてきて北へ方向を転じる地点に位置し,古代から木津川水運と京都,奈良を結ぶ陸路とが交わる交通の要地として繁栄。木津川北岸には奈良時代,聖武天皇恭仁京が置かれ,一時期政治の中心地であった。主産業は農業で,米作のほかカキ (柿) ,たけのこ,シイタケ,茶などを特産。関西文化学術研究都市の一部をなし,奈良市との境界部に大規模な住宅団地が建設されている。浄瑠璃寺は本堂,三重塔,木造阿弥陀如来坐像,木造四天王立像が国宝に指定されているほか,木造薬師如来坐像などの国指定重要文化財を有し,庭園は国の特別名勝・史跡に指定。海住山寺は五重塔が国宝に指定され,文殊堂など多くの国指定重要文化財を有する。『今昔物語集』で有名な蟹満寺は本堂の銅造釈迦如来坐像が国宝。岩船寺は室町時代につくられた三重塔などが国の重要文化財に指定されている。ほかに,相楽神社本殿,白山神社本殿,御霊神社本殿,神童寺本堂,松尾神社本殿,小林家住宅などの国指定重要文化財,恭仁宮跡,高麗寺跡,椿井大塚山古墳,歌姫瓦窯跡,石のカラト古墳などの国指定史跡がある。涌出宮の宮座行事は国の重要無形民俗文化財に指定。 JR関西本線,奈良線,片町線が分岐し,近畿日本鉄道京都線が市の西部を南北に通じる。国道 24号線と 163号線が南部で交差し,京奈和自動車道のインターチェンジがある。面積 85.13km2。人口 7万2840(2015)。

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