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生駒山地 いこまさんち

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

生駒山地
いこまさんち

奈良県大阪府の境界に南北に連なる山地。生駒山 (642m) を主峰とし,北端は男山丘陵,南端は大和川の構造谷である。南北約 35km,東西5~6kmの狭長な山地で,北に低く,南に高い。成因は基盤岩の褶曲運動によりできた背斜 (→背斜構造 ) とする説が有力。

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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

生駒山地

標高300~400メートル程度、南北約30キロ、東西約5キロで、主峰の生駒山は標高642メートル。7世紀に修験道の開祖・役小角(えんのおづぬ)が荒行をしたと伝えられ、「生駒の聖天(しょうてん)さん」と親しまれる宝山寺や「お百度参り」で全国から人が集う石切神社聖徳太子の創建と伝えられる朝護孫子寺(ちょうごそんしじ)などがある。在日コリアンの人たちが信仰してきた寺院は主に西麓に建てられ、「巫俗(ふぞく)」と呼ばれるシャーマニズム儀式が受け継がれてきた。

(2012-04-14 朝日新聞 夕刊 2社会)

出典|朝日新聞掲載「キーワード」
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デジタル大辞泉の解説

いこま‐さんち【生駒山地】

大阪府と奈良県の境にある山地。南北約30キロメートル、東西約5キロメートル。標高300~400メートルの比較的ゆるやかな山が連なり、南の金剛山地に続く。主峰は生駒山大阪平野側の西斜面は急傾斜、奈良盆地側の東斜面はゆるやかな傾斜になっている。金剛生駒紀泉(きせん)国定公園に属する。かつては、河内(かわち)国と大和(やまと)国の国境だった。

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日本の地名がわかる事典の解説

〔大阪府(奈良県)〕生駒山地(いこまさんち)


大阪府と奈良県の境界を南北に連なる山地。大阪平野奈良盆地を分ける。南北約30km、東西約5~6km。主峰は生駒(いこま)山(標高642m)。北は京都府の男山(おとこやま)丘陵、南端は大和(やまと)川渓谷で区切られ、南の金剛(こんごう)山地に続く。大阪平野側に急傾斜、奈良盆地側に緩傾斜する。断層による地塁山地とされるが、褶曲(しゅうきょく)山地とする説もある。宝山(ほうざん)寺・朝護孫子(ちょうごそんし)寺や西麓(せいろく)の四条畷(しじょうなわて)古戦場など社寺・史跡が多い。金剛生駒国定公園に属する。信貴(しぎ)生駒スカイラインが通る。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

生駒山地
いこまさんち

奈良県と大阪府との境界を南北に走る狭長な山地。南北約35キロメートル、東西約5キロメートル。主峰は生駒山(642メートル)、北端は男山(おとこやま)丘陵、南端は大和(やまと)川渓谷で、さらに渓谷を越えて二上(にじょう)旧火山群を含む金剛(こんごう)山地が続き、この山地とともに金剛生駒紀泉国定公園に指定されている。地質は大部分が花崗(かこう)岩で、成因は従来、地塁山地(傾動地塊)とされてきたが、近年は褶曲(しゅうきょく)山地説が有力となっている。大阪平野に臨む西斜面は急傾斜の断層崖(がい)で、樹木や藪(やぶ)で覆われ、傾斜変換線に沿って宅地化がみられる。奈良盆地側の東斜面は緩傾斜で、谷に沿って耕地が開け、住宅地の造成が盛んである。大和川渓谷の南斜面は山麓(さんろく)から山腹にかけてブドウ畑が展開する。主峰生駒山の東山腹には「生駒の聖天(しょうてん)さん」で親しまれる宝山寺(ほうざんじ)があり、山麓にかけて門前町が発達する。山地南部には信貴山(しぎさん)(437メートル)があり、その南東山腹に「信貴の毘沙門(びしゃもん)さん」で知られる朝護孫子寺(ちょうごそんしじ)がある。大阪―奈良間の横断路として阪奈道路が走り、途中竜間(たつま)峠付近から、生駒山頂を経由する信貴生駒スカイラインが分岐する。また、近畿日本鉄道奈良線が新生駒トンネルを通して大阪―奈良間を結ぶ。[菊地一郎]

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世界大百科事典内の生駒山地の言及

【生駒山】より

…大阪府と奈良県の境をなして南北にのびる生駒山地の主峰。標高642m。…

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