精選版 日本国語大辞典 「経常収入」の意味・読み・例文・類語 けいじょう‐しゅうにゅうケイジャウシウニフ【経常収入】 〘 名詞 〙 毎年、または会計期ごとに一定して繰り返される収入。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「経常収入」の意味・わかりやすい解説 経常収入けいじょうしゅうにゅうcurrent income 事業主体の主たる営業から生じる収益(収入)。企業会計(→会計)においては特別利益と区分される。損益計算書の勘定科目でいえば,売上高,営業外収入(受取利息)など毎期経常的に発生するとみられる収益であり,経常費と対応して計算される。これに対して固定資産売却益(→固定資産売却損益)などは特別利益である。政府部門の会計上も基本的な考え方は同様だが,以下の三つの場合,特別の意味で使用される。(1) 国民経済計算上の予算収支の均衡,不均衡を定義する場合,年々の生産物のフローに対応する収入項目,すなわち相続税収入を除く租税収入,社会保険料収入,公共料金収入など。国有財産・公有財産整理収入,政府融資の返還金,公債・借入金収入などは除く。(2) 近年,国の一般会計予算も地方財政計画も,経常部門と投資部門に区分されるようになったため使用されるもので,(1)の観点から経常収入とみなされるものでも,公共投資の財源として特定されている特定財源(→一般財源)の租税収入は除かれる。(3) 地方財政において経常的収入と呼び,臨時的収入との対比で用いられる(→経常的収入・臨時的収入)。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報