コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

継子立て ママコダテ

3件 の用語解説(継子立ての意味・用語解説を検索)

デジタル大辞泉の解説

ままこ‐だて【継子立て】

碁石でする遊戯。黒白の石それぞれ15個ずつ、合計30個をなんらかの順序で円形に並べ、あらかじめ定められた場所にある石を起点として10番目にあたる石を取り除き、順次10番目の石を取っていって、最後に一つ残った石を勝ちとするもの。白・黒を、それぞれ先妻の子と後妻の子に見立てたところからいう。継子算。

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

大辞林 第三版の解説

ままこだて【継子立て】

碁石を用いて行う遊戯の一。黒白の碁石それぞれ一五個ずつ計三〇個を一定の順に並べ、最初から数えて一〇番目にあたるものを除いてゆくと白石が全部なくなり、最後に残った黒石を勝ちとするもの。二〇個で行う場合もあり、並べ方を工夫することにより白を勝ちとしたり、特定の石を勝ちとすることができる。黒白を、それぞれ先妻の子と後妻の子に見立てたことからの名。継子算。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

継子立て
ままこだて

室町時代から江戸時代にかけて行われた数学遊戯。「立てる」は、碁石を並べて継子を後継ぎにする遊びであることからこの名が出た。当時継子いじめは人気のある主題だったのである。話はこうである。ある所に先妻の子15人、実子15人合計30人の子をもった母があった。後継ぎを選ぶのに先妻の子には白衣、実子には黒衣を着せて全部を輪になって並ばせ、あるところから数えて10人ごとに除外していき、残った1人を相続人としようと定めた。そして、のように並べた。数えていくと(図の白い着物の子は先妻の子、すなわち継子、黒い着物は実子)、白い着物の子は14人まで除かれてしまったので、残った継子が「これでは一方ばかり抜けてしまうので、これからあとは自分から数えてください」といったので、やむをえずその1人から数えていくと、今度は実子15人が全部除かれてしまい、最後に先妻の子1人だけが残って後を継いだという話。継子立てが有名になったのは『塵劫記(じんごうき)』の五巻本に図とともに載せられたからである。これは西洋ではヨセフスの問題として有名である。
 この継子立ては兼好法師の『徒然草(つれづれぐさ)』に人生の寿命の不定なたとえとして引いているのでよく知られている。継子立てはこのように文章で書かれたりしているが、同時代の『二中歴』『簾中(れんちゅう)抄』のように二一三五二二四一一三一二二一と数字で表しているものもある。これは『塵劫記』と同じ配列である。[大矢真一]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典内の継子立ての言及

【数学パズル】より

…このように,17世紀ころから本格化してきた数学パズルはその後に急速な発展をなし,20世紀の今日では成書や雑誌,パズル具などがたいへんなはんらんぶりを見せている。しかも,初期のころは油分け算や継子立てのような算術パズル,碁石拾いや図形の裁ち合せのような幾何パズルが主だったが,現在では電卓やマイコンを指向したものまで,さまざまな数学パズルが考えられている。 それゆえ,ひと口に数学パズルといっても,そこで扱う題材と内容は千差万別であり,これを体系的に分類するのは困難である。…

※「継子立て」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

継子立ての関連キーワード五目並べ各層各部棋峙薬師算流流各省黒白の差文字合せ橄欖石ソレアイト

今日のキーワード

カルテット

四重唱および四重奏。重唱,重奏の形態のなかで最も基本的なもので,声楽ではルネサンスの多声歌曲の形式であるシャンソンやフロットラから始り長い歴史をもつ。器楽も同様で,特に弦楽四重奏は室内楽の全レパートリ...

続きを読む

コトバンク for iPhone