緑石(読み)ミドリイシ

デジタル大辞泉 「緑石」の意味・読み・例文・類語

みどり‐いし【緑石】

イシサンゴ目ミドリイシ科の腔腸こうちょう動物浅海岩礁に付着して平板状の群体を形成し、サンゴ礁をつくる。同科にはエダミドリイシなども含まれ、造礁サンゴの主要群。日本では房総半島以南に分布

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精選版 日本国語大辞典 「緑石」の意味・読み・例文・類語

みどり‐いし【緑石】

  1. 〘 名詞 〙 花虫類ミドリイシ科の刺胞動物総称、またはその一種。ミドリイシ類は、太平洋インド洋などの暖・熱帯に広く分布し、サンゴ礁をつくる。群体は樹枝状になるか、あるいは短い柄から枝が水平に広がり、芝生のように短い枝を密生する。生時緑色を呈するものが多いが、これは単細胞藻類の共生によるものである。
    1. [初出の実例]「石蚕 みどりいし 海浜にある蚕に似たる白石なり、寒具(ひぐはし)に松のみどりと云者あり、其形に似たる故に名く」(出典:重訂本草綱目啓蒙(1847)六)

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動植物名よみかた辞典 普及版 「緑石」の解説

緑石 (ミドリイシ)

学名Acropra studeri
動物。ミドリイシ科のサンゴ

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