美幌町（読み）ビホロチョウ

デジタル大辞泉

びほろ‐ちょう〔‐チヤウ〕【美幌町】

⇒美幌

出典　小学館

日本歴史地名大系

美幌町
びほろちよう

• 北海道：網走支庁
• 美幌町

面積：四三八・五二平方キロ

大正一二年（一九二三）四月網走郡美幌村が町制施行して成立した自治体。網走支庁管内のほぼ中央南東寄りに位置し、網走郡のほぼ中央部にある。北東から東にかけては同郡女満別（めまんべつ）町・東藻琴（ひがしもこと）村、南東は釧路支庁川上（かわかみ）郡弟子屈（てしかが）町、南は網走郡津別（つべつ）町、西は常呂（ところ）郡端野（たんの）町・北見市に接する。東西三三・八キロ、南北三二・九キロ。南東境に藻琴山・美幌峠があり、これらの西側山腹から発した美幌川・女満別川が支流を合せながら北西へ流下し、緩やかな丘陵を形づくる。西部を網走川が支流の豊幡（とよはた）川・栄森（さかえもり）川などを合せながら北へ流れ、町域北部で美幌川と合流する。この二川の流域に耕地が広がり、合流点付近には市街地が発達する。女満別町から南下してきた国道三九号が市街地を経て北西へと向かい、同道から東へ国道三三四号、南へ網走川沿いに国道二四〇号、南東へ美幌川沿いに国道二四三号が分岐する。

出典　平凡社「日本歴史地名大系」

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

美幌〔町〕
びほろ

北海道東部にある町。 1923年町制。地名はアイヌ語ピポロ (水多く大いなるところの意) に由来。 1898年より入植者が増加し，網走川沿いに開発が進行。ジャガイモ，テンサイ，タマネギなどの栽培と農産物加工業が主産業。肉牛，乳牛の飼育，養豚なども行われる。中心集落の美幌は阿寒国立公園の北入口で，国道 39号線，240号線，243号線，JR石北本線が通る。 243号線の美幌峠は，屈斜路湖，摩周岳，斜里岳を一望できる景勝地。面積 438.41km²。人口 1万8697（2020）。

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