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翼竜 ヨクリュウ

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デジタル大辞泉の解説

よく‐りゅう【翼竜】

翼竜目の爬虫(はちゅう)類の総称。中生代ジュラ紀に出現して白亜紀末に絶滅。飛行のため、長く伸びた前肢の第4指に支持された皮膜の翼をもつ。尾が長く歯をもつ嘴口(しこう)竜と、歯がなく尾が退化した翼手竜とに分類。プテロサウルス。

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百科事典マイペディアの解説

翼竜【よくりゅう】

中生代に栄えた飛行性の爬虫(はちゅう)類。三畳紀末に現れ,白亜紀末に絶滅。代表例はランフォリンクスプテラノドンなど。外形は鳥に似て,骨は中空,頭部は胴に比べて大きいものが多い。

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世界大百科事典 第2版の解説

よくりゅう【翼竜 pterosaur】

中生代ジュラ紀から白亜紀にかけて栄えた飛行性の爬虫類(目)Pterosauria。骨は軽く,頭は比較的大きい。眼窩(がんか)は大きく,強膜輪のあることが多い。円錐形の鋭い歯をもつものが多い。椎骨は前凹あるいは両凹。胸骨は大,鎖骨はない。肩甲骨と烏口骨(うこうこつ)は細長い。前肢第4指は長く伸び翼の支柱となる。第1~3指は小さく鉤(かぎ)状になり,第5指は退化する。翼竜類は嘴口竜(しこうりゆう)亜目と翼指竜亜目の二つに大別される。

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大辞林 第三版の解説

よくりゅう【翼竜】

翼竜目に属する爬虫類の総称。ジュラ紀に出現し、白亜紀末に絶滅。吻ふんはくちばし状に長い。前肢第四指がのび、ここに飛膜が発達して鳥のように飛行した。魚類を捕食するものや昆虫を捕食するものがいたらしい。翼手竜と嘴口しこう竜とに分ける。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

翼竜
よくりゅう
pterosaurs
[学]Pterosauria

中生代の空に進出した爬虫(はちゅう)類。双弓(そうきゅう)亜綱主竜下綱翼竜目。鳥やコウモリと違って、手の4番目の指が長く伸びて四つの部分にくぎれ、皮の翼が張られていた。残りの指は小さくて、鉤(かぎ)状のつめをなし、岩や大枝にぶら下がるのに使われたらしい。骨は鳥のように軽く中空で、しかしじょうぶであった。胸骨が大きく、それには翼を動かす筋肉がついていた。骨盤が小形なので、たぶん卵生で卵も小さかったと考えられていたが、2004年になって、アルゼンチンと中国の白亜紀前期の地層から、初めて卵化石が発見された。ともに楕円(だえん)形で、縦約6センチメートル、横約2~3.5センチメートルであった。海岸の崖(がけ)に近い所で大きな群れをなして生活し、昼は上昇気流にのり、夕暮れには岩陰などを隠れ場所とし、コウモリのように頭を下向きにぶら下がって眠ったのかもしれない。翼の膜が破れると飛べなくなったであろう。
 原始的なランフォリンクス亜目Rhamphorhynchoidea(ランフォリンクス類)は三畳紀後期に出現し、ジュラ紀末に絶滅した。その代表属はジュラ紀後期のランフォリンクスRhamphorhynchusで、短い頸(くび)と長い尾をもち、小形で、細長い吻部(ふんぶ)に細い歯があり、魚を食べたらしい。進んだタイプのプテロダクチルス亜目Pterodactyloidea(プテロダクチルス類)はジュラ紀後期に現れ、白亜紀末に絶滅した。一般に大形である。白亜紀後期のプテラノドンPteranodonは翼を広げると8メートルもあり、頭骨は細長く後ろに伸び、長いくちばしには歯がない。プテロダクチルスPterodactylusはジュラ紀後期から白亜紀前期にいたが、全長約20センチメートルしかなく、尾が短く翼が広い。あごの前部に小さな薄い歯がすこしばかりついている。翼竜は属によってあごと歯が多様に分化しており食性もさまざまで、食餌(しょくじ)も魚や貝、プランクトン、木の実、死肉と違っていたらしい。空気力学的特性は、むしろグンカンドリやグライダーに近い。恒温性を獲得していた可能性がある。翼竜は日本でも北海道、本州、九州の白亜紀層から産出が報じられている。[小畠郁生]
『ペーター・ヴェルンホファー著、渡辺政隆訳『翼竜』(『動物大百科 別巻2』1993・平凡社) ▽杉本剛著「翼竜の力学」(小畠郁生編『恐竜学』所収・1993・東京大学出版会) ▽金子隆一・中野美鹿・長尾衣里子著『翼竜の謎――翼竜・首長竜・魚竜の時代』(1995・二見書房)』

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