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耒耜 らいし

美術人名辞典の解説

耒耜

江戸後期の俳人。大坂生。名は貞明、号は四端・松廼舎・松廼翁・俳諧堂・二斗庵・鳳尾館。文政年間(1818~1830)に歿

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世界大百科事典 第2版の解説

らいし【耒耜 lěi sì】

中国古代の代表的農具。本来はともに手労働による耕起,除草,作溝を兼ねた農具であろうが,古代の手労働用の農具の代名詞的に使用される場合も多い。《易》繫辞(けいじ)伝には〈神農木を斲(き)りて耜となし,木を揉(たわ)めて耒となす〉とあり,普通には耒は(二股などの木をまげて)先をするどくした掘り起しに便利な農具,耜は扁平な(すき)先に柄棒を結合させた作溝用の農具の耒耜をそれぞれ別個の農具と解しているが,これには異説もあり,耜は鋤先の部分,耒は木柄の部分であるとして,耒耜で一個の農具とする説もあり,特に耜を金属製の鋤先の部分という説もある。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

耒耜
らいし
lei-si

中国で鋤とのことをいう。耒は二叉,三叉になった鋤系の農具,耜はスコップ状の鍬系の農具。また耒を鋤の木製の柄,耜を鋤のあるいは刃をはめる部分であるとする説もある。

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世界大百科事典内の耒耜の言及

【すき(鋤)】より

…やや幅広い刃床から柄が垂直ないしは鈍角状にのびる人力用農具で,耕起,土の掘りあげ,溝掘り,塊根類の掘りとりなどに使用される。中国では耒耜(らいし)ともいわれ,耒は柄,耜は刃を意味する。鋤は掘棒から発展したもので,典型的な掘棒が木棒の先端をとがらせただけで刃床を欠くのに対して,鋤は柄よりも広幅の長方形ないしは半月状の有肩刃床が柄の下端にある点で異なる。…

【農具】より


[耕起具]
 新石器時代に石鏟(せきさん)とよぶ扁平な石器がくわないし鋤として用いられた。これとともに用いられたのが耒耜(らいし)で,《易》繫辞伝に〈神農木を斲(き)って耜となし木を揉(たわ)めて耒となす〉とあり,耒は自然木の二またになった部分などをとり土を掘るのにつごうよく加工したもの,耜は棒の先に平板を組み合わせた作溝用の農具と見られていた。もっとも耒は鋤の木柄の部分,耜は刃(さき)の部分という説もあり,楊寛は〈世界的に見て農具には掘起し用と作溝用のものがあるが,華北の耕地である黄土が比較的柔軟なため早くから作溝用の農具が手労農具の主流を占めた〉というが,事実,殷のときから耜系統が中心と思われ,さらに鉄が使用され始めて,耜の優位が著しくなり,耒耜で1個の農具をさすようになったのであろう。…

【掘棒】より

…〈竹馬式の足かけ〉をつけ,土掘りを容易にした大型の踏み鋤も掘棒の一種といえる。日本のや中国古代の耒耜(らいし)なども掘棒の一種である。先端に刃先をつけた掘棒(踏み鋤)に縄をつけて,前方へひくことによって犂が発生したとみられている。…

※「耒耜」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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