耳鼻咽喉科・歯科・口腔用剤
◎耳鼻咽喉科と歯科で使う薬とは
耳・鼻・のど・歯・歯肉などの病気の治療には、外用剤が使われることが少なくありません。耳の病気の治療には、外耳道(耳の孔の鼓膜までの部分)に滴下して(したたらせて)用いる点耳剤(中耳炎、外耳炎などの治療に使う耳科用抗生物質液剤、耳垢を除去するのに用いる耳垢栓塞治療剤など)が使用されます。
アレルギー性鼻炎や血管運動性鼻炎といった鼻の病気の治療には、鼻の中に滴下したり、噴霧して用いる、副腎皮質ホルモン含有鼻腔内吸入剤が使用されます。
また、口の中やのどの炎症の治療には、副腎皮質ホルモン含有口腔内噴霧剤(治りにくい口内炎の治療剤)、トローチ剤(口の中で溶かして使う錠剤)、含嗽剤(うがい薬)、口腔粘膜に塗って用いる口腔内塗布剤、口腔粘膜に貼って用いる口腔内貼付剤などが使用されます。
歯肉炎などの歯肉の病気の治療には、バッカル剤(歯の外側と歯肉の間にはさんで用いる)などが使用されます。
耳・鼻・のどの病気の治療には、これらの外用剤のほかに、内耳障害や中枢障害によっておこる耳鳴りに用いる耳鳴り治療剤、鼻疾患治療内服剤、感染症に使う抗生物質、炎症を鎮める抗炎症剤・抗ヒスタミン剤・抗アレルギー剤や、ビタミン剤、血管拡張剤、脳循環代謝改善剤、めまい治療剤、起立性低血圧治療剤、自律神経調整剤、抗てんかん剤、唾液腺ホルモン剤、止血剤、抗プラスミン剤など、いろいろな内服剤が使用されます。
耳科用抗生物質
耳科用合成抗菌剤
メニエール病改善剤
耳鼻科用副腎皮質ホルモン剤
副鼻腔炎治療剤
トローチ剤
含嗽剤(うがい薬)
口腔内塗布剤
口腔内貼付剤
バッカル剤
耳鳴り治療剤
アレルギー性鼻炎治療点鼻剤
口腔乾燥症改善剤
歯科用抗生物質
出典 病院でもらった薬がわかる 薬の手引き 電子改訂版病院でもらった薬がわかる 薬の手引き 電子改訂版について 情報