コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

ツンボ

6件 の用語解説(聾の意味・用語解説を検索)

デジタル大辞泉の解説

つんぼ【×聾】

聴力を失っていること。耳の聞こえないこと。

みみ‐しい〔‐しひ〕【×聾/耳×癈】

耳が聞こえないこと。
「我を―にせんとする如し」〈鴎外訳・即興詩人

ろう【×聾】

耳が聞こえないこと。

出典|小学館
デジタル大辞泉について | 情報 凡例

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説


ろう
deafness

現在の医学用語では、聴力が悪い状態を難聴(なんちょう)といい、聴力が非常に悪くなった状態、換言すればきわめて高度の難聴を聾という。その難聴の程度については、平均聴力レベルが90デシベル以上の難聴を聾ということが多いが、まだ完全に統一された見解ではない。一方、聾教育界では難聴と同意義に使用しており、たとえば軽度の聾とか高度の聾といったり、その種類を伝音性聾とか感音性聾といったりする。その反面、聾学校では高度の難聴をもつ生徒のみを対象としている。このような混乱は、英語のdeafという語の訳に原因がある。欧米でもdeafは日本の医学界でいう難聴の場合と、聾の場合とがある。最近ではdeafを重症の難聴のみに使うべきであるという人が欧米の医学界にもいる。聾にしてもdeafにしても、近代医学が発展する以前から一般の人が使用していたことばであり、それをそのまま医学あるいは教育学で特定の定義をして採用しようとしたところに混乱の原因がある。
 聾ということばは非常に古くから使用されてきた漢語であり、耳が聞こえない状態をいう語である。その聞こえないということの解釈の差が見解の差になってくる。実際に完全に聞こえないということはないといってもよいほどまれであり、非常に聞こえが悪い人でも、ある周波数の非常に強い音は感知でき、これを残聴という。言語習得前に高度の難聴となった者は、特別の言語訓練を受けなければ、ことばを話せない唖(あ)の状態になる。[河村正三]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
日本大百科全書(ニッポニカ)について | 情報 凡例

世界大百科事典内のの言及

【聾啞】より

…聾啞は今日あまり用いられない言葉ではあるが,いわゆる高度難聴を聾といい,生まれつき,または生後3歳以内に高度の難聴になったために,言語学習ができなくて発語のできない状態を聾啞という。歴史的には〈みみしい〉,俗語としては〈つんぼ〉という言葉が使われた。…

【聾啞】より

…聾啞は今日あまり用いられない言葉ではあるが,いわゆる高度難聴を聾といい,生まれつき,または生後3歳以内に高度の難聴になったために,言語学習ができなくて発語のできない状態を聾啞という。歴史的には〈みみしい〉,俗語としては〈つんぼ〉という言葉が使われた。…

※「聾」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
世界大百科事典 第2版について | 情報

今日のキーワード

エンゲルの法則

家計の総消費支出に占める飲食費の割合 (エンゲル係数 Engel coefficientと呼ぶ) は,所得水準が高く,したがって総消費支出が大きいほど低下するというもの。エンゲル係数は国民の消費生活面...

続きを読む

コトバンク for iPhone

聾の関連情報