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胆道がん たんどうがん biliary tract cancer

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知恵蔵miniの解説

胆道がん

肝臓で作られる胆汁を十二指腸まで運ぶ管である胆道に発生するがんで、胆管がん胆嚢がん、乳頭部がんに分類される。症状は黄疸、発熱、胆汁中に含まれるピルビリンの尿からの排出、白色便など。エコー検査超音波内視鏡検査、腹部CT、MRIなどで発見できる。胆道がんの罹患率、死亡率は、共に50歳台から増加する。日本は、世界的にみて発生頻度が高く、胆管がんでは男性が多く、胆嚢がんは女性に多いことが分かっている。胆道がんにいたるリスクファクターとしては、胆石、胆嚢炎などがあり、特に胆石は有症状者でのがんの発生は無症状者に比べて10倍となっている。胆道がんの死亡率は、年々増加しており、発生率は年齢に比例し高くなっている。公益財団法人がん研究会によると、一般的に病期診断で手術できる時期と診断された場合の5年生存率は10~30%くらい、手術できない時期と診断された場合の1年生存率は10~40%くらいという。1995年の罹患数が日本では2万3000人(男1万3500人、女9500人)であったのが、2025年には5万1000人(男3万1000人、女20000人)に増大することが推測されている。

(2014-9-5)

出典|(株)朝日新聞出版発行
(C)Asahi Shimbun Pubications Inc
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家庭医学館の解説

たんどうがん【胆道がん】

 肝内胆管(かんないたんかん)、肝門部胆管(かんもんぶたんかん)、総胆管(そうたんかん)、胆嚢(たんのう)、胆嚢管を合わせて胆道といいます(図「胆嚢、胆管の部位の名称」)。
 肝細胞から分泌(ぶんぴつ)された胆汁(たんじゅう)は胆道を流れて胆嚢に一時蓄えられますが、卵や脂肪分の多い食物をとると胆嚢が収縮して、胆汁が十二指腸(じゅうにしちょう)へ排出されます。
 肝門部胆管と総胆管を肝外胆管(かんがいたんかん)といいます。肝門部胆管がんは、左右の肝管が合流する箇所にできるがん腫(しゅ)です。
 総胆管は上中下に分けられますから、総胆管にできたがんは、その部位によって、それぞれ上部・中部・下部胆管がんと呼ばれます。
 がん腫は胆道の内腔(ないくう)をおおう腺細胞(せんさいぼう)から発生します。95%以上が腺がんですが、腺扁平上皮(せんへんぺいじょうひ)がん、粘液産生胆管(ねんえきさんせいたんかん)がんが、まれにみられます。

出典|小学館
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