能化(読み)のうけ

大辞林 第三版の解説

のうげ【能化】

〔古く「のうけ」とも〕
〘仏〙
師として人を教え導く者。衆生しゆじようを教化する仏・菩薩をいう。 ⇔ 所化しよけ 「其の世界の-の仏、此を見て、御弟子の比丘等に告げて宣はく/今昔 3
諸宗で、職位の名称。真宗本願寺派で学頭、高野山で宝性院・無量寿院の門主。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

能化
のうけ

人を能(よ)く教化する者の意。教化されるほうを所化(しょけ)といい、一切衆生(いっさいしゅじょう)がそれにあたるが、能化は彼らを指導する立場にある仏や菩薩(ぼさつ)をさす。[高橋 壯]

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世界大百科事典内の能化の言及

【住職】より

…たとえば,皇室ゆかりの名刹では,平安時代から勅許によって門跡(門主)の称が許され,いわゆる門跡寺院が現れた。また,延暦寺は座主(ざす),園城(おんじよう)寺(三井寺)は長吏,東寺は長者,西大寺は長老,本願寺は法主(または門跡),東大寺,興福寺,法隆寺は別当,日蓮宗諸本山は貫主(かんじゆ)(貫首),近世の檀林などの宗学研鑚の寺では能化(のうけ),化主などと,その寺独自の呼称があった。そして,近代ではこれら大寺院は宗派を超えて管長と称すことも多い。…

※「能化」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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