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膀胱周囲炎 ぼうこうしゅういえん pericystitis

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

膀胱周囲炎
ぼうこうしゅういえん
pericystitis

膀胱の周囲組織の炎症で,発熱,悪寒,食欲不振,膀胱部の疼痛,圧痛,頻尿,排尿痛がおもな症状である。症状は膀胱炎に似ているが,頑固で,尿を検査しても異常が少い。炎症が高度な場合,膿瘍を形成し,これが破れることがある。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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家庭医学館の解説

ぼうこうしゅういえん【膀胱周囲炎 Pericystitis】

[どんな病気か]
 虫垂(ちゅうすい)(俗にいう盲腸(もうちょう))、腸、尿膜管(にょうまくかん)、女性では子宮(しきゅう)、卵管(らんかん)、卵巣(らんそう)など、膀胱のまわりの臓器の炎症が、膀胱におよんだ状態をいいます。
 ときに、手術に使った糸が炎症の原因となることもあります。
 膀胱周囲の結合組織に炎症がおこり、膿瘍(のうよう)(膿(うみ)のかたまり)をつくることがしばしばです。
[症状]
 膀胱周囲炎になると、頻尿(ひんにょう)、排尿時(はいにょうじ)の痛み、尿の混濁などの膀胱炎症状のほかに、下腹部の圧痛、疼痛(とうつう)、熱感などがあり、膀胱に尿がたまって拡張すると、疼痛ははげしくなります。
 全身状態としては発熱、食欲不振がみられます。
[検査と診断]
 検査では双手診(そうしゅしん)が行なわれます。これは、男性は直腸内、女性は腟内に手指を入れ、もう片方の手指で腹壁(ふくへき)を恥骨(ちこつ)の下にむかって押しこむようにして、両手指間の状態を触診するものです。
 そのほかに、膀胱鏡、膀胱造影、超音波エコー、CT(コンピュータ断層撮影)、MRI(磁気共鳴画像装置)による検査などが診断に役立ちます。
 膀胱鏡でみると、初期には膀胱壁の隆起くらいで、ときに赤くなったり(発赤(ほっせき))、むくみ(浮腫(ふしゅ))がみられる程度です。
 膿瘍が膀胱内につぶれると排膿(はいのう)がみられ、また、膀胱壁に孔(あな)(瘻孔(ろうこう))があいているのがみられます。
[治療]
 薬物を使用した化学療法が中心ですが、場合によっては、膿瘍を切って、膿を出す手術が必要となることもあります。

出典|小学館
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