出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
… 事実,ある場所にたちこめる雰囲気や,人と人の間に漂う微妙な陰影をいち早くかぎつけるのは文字どおり嗅覚の働きで,この点に着目したドイツの精神科医テレンバハHubertus Tellenbach(1914‐ )は,嗅覚と味覚を〈人間の出会いを最深部で媒介する感覚〉とみなして重要視する。この見方を如実に例証すると思われるのが自己臭症で,患者は〈自分の体からいやなにおいが発散し,そのため周囲の人たちが顔をそむけたり,不愉快そうな表情をする〉と思いこむわけだが,心理的には,人間関係の不安や不信や疎外感を嗅覚で感じとっているにすぎない。その場合,ないはずの〈いやなにおい〉を自分で知覚していることもあり,そうなると嗅覚の幻覚,つまり幻嗅で,精神病的性格が強まるが,〈まわりからいやなにおいが漂ってくる〉という精神分裂病者の幻嗅の〈求心性〉とちがい,あくまで自分から外へという〈遠心性〉を特徴とする。…
※「自己臭症」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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