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自然法爾 じねんほうに

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

自然法爾
じねんほうに

仏教用語。もとより,おのずから,しからしむるということ。特に,親鸞によって重視された言葉で,自己のはからいを打捨てて,阿弥陀如来誓いにすべてを生ききること。

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デジタル大辞泉の解説

じねん‐ほうに〔‐ホフニ〕【自然法×爾】

仏語。
もののありのままの姿が真理にのっとっていること。
浄土真宗で、阿弥陀仏本願のはからいの中に包まれていること。

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大辞林 第三版の解説

じねんほうに【自然法爾】

〘仏〙 親鸞が絶対他力の信仰を説明した語。阿弥陀仏に帰依し念仏を唱えようとする心が、人々の主体性からではなく、阿弥陀仏の誓願の力によって生じてくるということ。

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世界大百科事典内の自然法爾の言及

【自然】より

…《源氏物語》の〈わざと,ならいまねばねども,少し才(かど)あらん人の,耳にも目にも,とまること自然(じねん)に多かるべし〉(帚木(ははきぎ))なども同じであり,自然とはこのように人為的でなく,おのずからそうあることを意味する形容詞また副詞であった。こうした用法は後の親鸞の〈自然法爾(じねんほうに)〉や日本の朱子学において用いられる〈自然(しぜん)〉についても言える。安藤昌益の《自然真営道》においても,自然(しぜん)は〈自(ひと)り然(な)す〉活真(生ける真実在)というように,実在の自発自主の運動を意味する形容詞として用いられ,まだ天地万物を指す名詞になりきってはいない。…

※「自然法爾」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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