舌耕(読み)ゼッコウ

デジタル大辞泉 「舌耕」の意味・読み・例文・類語

ぜっ‐こう〔‐カウ〕【舌耕】

講義講演講談など、弁舌によって生活の道を立てること。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「舌耕」の意味・読み・例文・類語

ぜっ‐こう‥カウ【舌耕】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「耕」は農夫田畑をたがやして食を得るように、「働いて食を得ること」の意 ) 講談・演説・講義などの弁説によって生計をたてること。
    1. [初出の実例]「舌織 ゼッショク 以口好口好能身也 舌耕 ゼッカウ 同上」(出典:文明本節用集(室町中))
    2. 「漸漸(やうやう)と舌耕(ゼッコウ)で口を過ながら」(出典:談義本・教訓続下手談義(1753)三)
    3. [その他の文献]〔漢書‐賈逵〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「舌耕」の読み・字形・画数・意味

【舌耕】ぜつこう(かう)

学問の講義でくらす。〔拾遺記、六、後漢〕(賈逵(かき))門徒の來(きた)り學ぶもの、里をしとせず。或いは子孫を襁(きやうふ)し、門側に舍す。~獻の、積粟倉に盈つ。~世に謂(いはゆる)舌なり。

字通「舌」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android