舞子の浜(読み)マイコノハマ

デジタル大辞泉 「舞子の浜」の意味・読み・例文・類語

まいこ‐の‐はま〔まひこ‐〕【舞子の浜】

神戸市垂水たるみ区の明石海峡に面する海岸。東に須磨の浦があり、対岸淡路島を望む。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「舞子の浜」の意味・わかりやすい解説

舞子ノ浜
まいこノはま

兵庫県神戸市垂水区にある約 1kmに及ぶ白砂青松の海岸。千姿万態のマツの枝ぶりが舞子の舞い姿に似ていることが地名の由来。明石海峡にのぞみ淡路島を眺望する景勝地で,三保松原 (静岡県) ,虹ノ松原 (佐賀県) とともに日本三大松原の1つ。浜辺にある六角堂は中国革命の先人孫文ゆかりの建造物。第2次世界大戦後,国道2号線の拡幅による伐採,自動車の排気ガスマツクイムシの被害で老松の立枯れが相次ぎ,往時面影を失った。舞子と淡路島を長大吊橋で結ぶ明石海峡大橋が 1998年に完成。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「舞子の浜」の意味・わかりやすい解説

舞子の浜
まいこのはま

神戸市西部、垂水(たるみ)区の明石(あかし)海峡に臨む海岸。東に須磨(すま)の浦、西に明石海岸がある。現在、東西約2キロメートル、南北400メートルの地は県立舞子公園となり、園内には1924年(大正13)に孫文(そんぶん)も訪れた八角形の別荘移情閣や、砲台跡、遊園地がある。松の名所であったが、自動車の排気ガスによって枯死し、かつてのおもかげはない。

[藤岡ひろ子]


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世界大百科事典(旧版)内の舞子の浜の言及

【舞子】より

…兵庫県神戸市垂水(たるみ)区南部に位置する景勝地の舞子の浜とその背後の地区名。舞子の浜は明石海峡に臨む延長1.7kmの海岸で,県立公園に指定されている。…

※「舞子の浜」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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