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花上野誉の石碑 はなのうえのほまれのいしぶみ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

花上野誉の石碑
はなのうえのほまれのいしぶみ

浄瑠璃。時代物。 10段。司馬芝叟,筒井半二合作。天明8 (1788) 年7段目までを江戸肥前座初演。翌年薩摩座再演の際,3段が追加された。寛永 18 (1641) 年丸亀生駒家の剣士田宮源八の子小太郎が父のかたき堀源太左衛門を討った事件に,金毘羅権現の利生記を加え,浄瑠璃『敵討稚物語 (かたきうちおさなものがたり) 』などの先行作をふまえて脚色。田宮坊太郎の乳母のお辻の忠誠を描く4段目「志渡寺 (しどうじ,しどでらとも) 」は,大夫,三味線ともに力を要する大曲として知られ,明治期の三味線の名手2世豊沢団平はこの曲を演奏中に舞台で倒れ,まもなく没した。歌舞伎でも上演される。

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世界大百科事典 第2版の解説

はなのうえのほまれのいしぶみ【花上野誉の石碑】

人形浄瑠璃。時代物。10段。司馬芝叟(しばしばそう),筒井半二,亶侯多蔵(たんこうたぞう),玉木筆二による合作。ただし,多蔵,筆二は,8,9,10各段の増補作者。通称《田宮坊太郎》。角書〈金毘羅利生記〉。1788年(天明8)8月(正本刊記による)江戸肥前座で,七段目まで初演。半年後,89年(寛政1)2月またはその少し前に,対立する江戸薩摩座で,八,九,十段目が増補再演された(増補版正本の刊記による)。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

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