花梨(読み)カリン

デジタル大辞泉 「花梨」の意味・読み・例文・類語

か‐りん〔クワ‐〕【花梨/花×櫚】

(「榠樝」とも書く)バラ科の落葉高木。高さ約8メートル。樹皮緑色を帯びた褐色。葉は卵形。春、淡紅色の5弁花が咲く。実は卵円形で黄色に熟し、香りがあり、生食はできないが菓子の材料にし、また、漢方木瓜もっかといい、薬用にする。材は床柱などに使用。中国の原産で、庭木などにする。からなし。かいどうぼけ。 花=春 実=秋》「―の実天賦をとめの薫りの実/草田男
マルメロ別名
マメ科の高木。唐木の一。ミャンマータイ・ベトナムの原産。材は紅色から淡紅褐色で、家具や三味線の胴などに使用。花梨木かりんぼく

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 花梨木 名詞

精選版 日本国語大辞典 「花梨」の意味・読み・例文・類語

か‐りんクヮ‥【花梨・花櫚・果李】

  1. 〘 名詞 〙 マメ科シタン属の高木の材のうち紅色から淡紅褐色のものの総称。ミャンマー、タイに産するオオミカリンや、マレーシアのインドカリンが主な樹種。材は美しく、密だが、唐木類のうちではやや柔軟で細工しやすいので、主に家具材や彫刻材に用いられる。かりんぼく。〔庭訓往来(1394‐1428頃)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

デジタル大辞泉プラス 「花梨」の解説

花梨

滋賀県湖南市の観光物産協会がネット上に作成した仮想都市「こにゃん市」の第4代市長を務めた猫。2014年4月就任。茶トラ白柄のメス

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android