苞豆腐(読み)ツトドウフ

デジタル大辞泉 「苞豆腐」の意味・読み・例文・類語

つと‐どうふ【×苞豆腐】

豆腐水分を絞ってくずし、わらなどのに入れ、ゆでるか蒸すかして固めたもの。醤油味で、またうま煮にして食べる。

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精選版 日本国語大辞典 「苞豆腐」の意味・読み・例文・類語

つと‐どうふ【苞豆腐】

  1. 〘 名詞 〙 豆腐の一種。水分をよくしぼってすりつぶし、棒状にして藁苞などに入れ、堅く締めて蒸したもの。
    1. [初出の実例]「煮染(にしめ)といふもお定まり苞豆腐(ツトドウフ)に芋と蒟蒻」(出典歌舞伎隅田川花御所染(1814)序幕)

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日本の郷土料理がわかる辞典 「苞豆腐」の解説

つとどうふ【苞豆腐】


豆腐をわらや巻きすなどで包んですが入るまでゆでたり蒸したりしたもの。そのまましょうゆをつけて食べることもあるが、煮物汁物に用いることが多い。すが入っているので味がよくなじむ。細かく切った野菜などを混ぜて作ることもある。福島会津地方茨城愛媛などで作られる。◇同様のものに、岐阜県飛騨地方、愛知鳥取県倉吉地方などで作られる「こも豆腐」がある。茨城のものは「こも豆腐」、愛媛のものは「すまき豆腐」ともいう。⇒こも豆腐

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和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典 「苞豆腐」の解説

つとどうふ【苞豆腐】

豆腐をわらや巻きすなどで包んですが入るまでゆでたり蒸したりしたもの。そのまましょうゆをつけて食べることもあるが、煮物や汁物に用いることが多い。すが入っているので味がよくなじむ。細かく切った野菜などを混ぜて作ることもある。福島・会津地方、茨城、愛媛などで作られる。◇同様のものに、岐阜・飛騨地方、愛知、鳥取・倉吉地方などで作られる「こも豆腐」がある。茨城のものは「こも豆腐」、愛媛のものは「すまき豆腐」ともいう。⇒こも豆腐

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