草津町(読み)クサツマチ

デジタル大辞泉 「草津町」の意味・読み・例文・類語

くさつ‐まち【草津町】

草津

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

日本歴史地名大系 「草津町」の解説

草津町
くさつまち

面積:四九・七〇平方キロ

県の西北部にあり、日本一の酸性度と豊かな湧出量で知られる草津温泉の町。西は白根しらね(二一三八メートル)本白根もとしらね(二一六四・八メートル)などの山をもって長野県上高井かみたかい高山たかやま村、嬬恋つまごい村、北から東南までを六合くに村、南を長野原ながのはら町・嬬恋村と接する。

草津付近は標高一二〇〇メートルほどの高原で、寒さの厳しい冬はスキー場、夏は避暑地として卓効のある温泉をいかした通年観光地となっている。草津温泉は古くから知られているが、中世後期から湯治者も多くなり、江戸時代になると浴客の増加によって草津への道が草津道とよばれた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「草津町」の意味・わかりやすい解説

草津〔町〕
くさつ

群馬県西部,白根山 (草津白根) の南東斜面にある町。 1900年町制。古くから温泉集落として発展し,泉源の湯畑 (ゆばたけ) を中心に放射状の道路に沿って旅館が並ぶ。近年,温泉集落の外側の高原に,大規模な近代的旅館が進出し,景観を変えた。標高約 1200mの高地にあり,夏は避暑地,冬はスキー場として多くの観光客でにぎわう。 70年志賀高原と結ぶ志賀草津道路 (現国道 292号線) が完成。上信越高原国立公園に属し,白根山の登山基地。山麓アズマシャクナゲおよびハクサンシャクナゲ群落は天然記念物。中心市街地の東方約 2kmに国立療養所栗生楽泉園がある。湯川沿いには強酸性の河水を中和する中和工場があり,石灰を投入している。面積 49.75km2(境界未定)。人口 6049(2020)。

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