嬬恋村(読み)ツマゴイムラ

デジタル大辞泉 「嬬恋村」の意味・読み・例文・類語

つまごい‐むら〔つまごひ‐〕【嬬恋村】

嬬恋

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

日本歴史地名大系 「嬬恋村」の解説

嬬恋村
つまごいむら

面積:三三六・〇五平方キロ

吾妻郡西端に位置し、東は長野原ながのはら町・草津くさつ町。東を除く三方は長野県で、南は北佐久きたさく軽井沢かるいざわ町・御代田みよた町、小諸こもろ市、小県ちいさがた東部とうぶ町、西は同郡真田さなだ町・須坂すざか市、北は上高井かみたかい高山たかやま村。西の県境鳥居とりい峠付近を源とする吾妻川が中央部を東流する。吾妻川沿いの集落を除くと大部分標高一〇〇〇メートル以上の高原状の地形となる。東部を除く外周は、南に浅間山(二五四二メートル)、西に四阿あずまや(二三三二・九メートル)、北に万座まんざ(一九九四・四メートル)、県境に近い東北部草津町境に白根しらね(二一三八メートル)本白根もとしらね(二一六四・八メートル)などを中心に二〇〇〇メートル級の山々が連なり、太平洋側・日本海側の大分水嶺をなす。村域は南北約二八キロ、東西約一八キロで、県下三位の面積を占める。上信越高原国立公園の南部を形成する中核で、浅間・白根の雄大な火山群の裾には万座や鹿沢かざわなどの温泉が分布する。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「嬬恋村」の意味・わかりやすい解説

嬬恋〔村〕
つまごい

群馬県西部,利根川の支流吾妻川最上流域にある村。北,西,南の3方に長野県との県境をなす浅間山,四阿 (あずまや) 山などの火山が並び,村域はその広大な山麓斜面を占め,六里ヶ原などの高原がある。集落と耕地は標高 800~1200mの高冷地に分布。キャベツ,ハクサイなどの高冷地野菜を大量に栽培。万座,鹿沢,新鹿沢の温泉,鬼押出園,浅間園,湯ノ丸高原,高峰高原などの観光地や浅間山溶岩樹型 (特別天然記念物) ,湯ノ丸のレンゲツツジ群落 (天然記念物) で知られる。村域の一部は上信越高原国立公園に属する。 JR吾妻線の終点。浅間白根火山ルート万座・鬼押ハイウェー,国道 144号線が通る。面積 337.58km2(境界未定)。人口 8850(2020)。

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