荒雄岳(読み)アラオダケ

デジタル大辞泉 「荒雄岳」の意味・読み・例文・類語

あらお‐だけ〔あらを‐〕【荒雄岳】

宮城県北西部にある山。標高984メートル。南麓付近に、特別天然記念物雌釜めがま雄釜おがま間欠泉や温泉群などがある。栗駒国定公園一部

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「荒雄岳」の意味・わかりやすい解説

荒雄岳
あらおだけ

宮城県北西部,奥羽山脈にある成層火山。標高 984m。大崎市の北西にあり,江合川上流の荒雄川が荒雄岳の南西に鬼首盆地を形成,一帯には鬼首温泉郷が広がる。南斜面の赤沢上流約 500mに国の特別天然記念物の雌釜,雄釜の間欠泉がある。南東部の荒湯地獄,片山地獄には硫気孔があり,南西麓宮沢温泉吹上温泉の小規模な間欠泉や轟温泉 (とどろきおんせん) ,神滝温泉がある。栗駒国定公園に指定。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「荒雄岳」の意味・わかりやすい解説

荒雄岳
あらおだけ

宮城県北西部、大崎市(おおさきし)鳴子温泉鬼首(なるこおんせんおにこうべ)にある火山。標高984メートル。北麓(ほくろく)、西麓を江合(えあい)川の上流荒雄川が環流し、その支流はこの火山麓を放射状に流れる。南麓の大深沢一帯には至る所泥火山、水蒸気孔、硫気孔がある。その最大のものが片山地獄で、鬼首地熱発電所がある。

[青柳光太郎]

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