出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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荷足船 (にたりぶね)
東京湾・相模湾あたりで使われていた小型の和船。五大力船よりは小さく,猪牙船(ちよきぶね)よりは大きかったという記録がある。東京湾では桁曳漁(けたひきりよう)にも使用されていたが,主として荷船として利用され,大正初年ころ神奈川県の多摩川から砂利を運んでくるものを,東京では〈神奈川荷足〉といっていた。幅が狭く,船足が比較的速く,飛脚船としても使われていたという。
執筆者:石塚 尊俊
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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