出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
中国、中唐の女流詩人。字(あざな)は洪度(こうど)。長安(陝西(せんせい)省西安(せいあん)市)の人であったが、幼時父に連れられ四川(しせん)の成都に移住し、のち歌妓(かぎ)となった。明敏で機知に富み、詩にも巧みであったため、元稹(げんしん)、武元衡(ぶげんこう)ら多くの名士の愛顧を受けた。元稹は詩を贈り、武元衡は彼女を校書郎に任じたので、「女校書」とよばれた。絶句に優れ、繊細で感傷的な情調を、自製の深紅の小箋(しょうせん)につづった。これがいわゆる薛濤箋(せっとうせん)で、人々に愛用され、いまに及ぶ。現在成都の望江公園内に、彼女が紙を漉(す)いた薛濤井など遺跡が残っている。『薛濤詩』一巻がある。
[伊藤正文]
『辛島驍著『漢詩大系15 魚玄機・薛濤』(1964・集英社)』
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
生まれて初めての恋。[補説]書名別項。→初恋[類語]恋・恋愛・愛恋あいれん・愛・恋情れんじょう・恋慕れんぼ・思慕しぼ・眷恋けんれん・色恋いろこい・慕情ぼじょう・恋心・狂恋・悲恋・片恋・片思い・岡惚れ・...