デジタル大辞泉 「藜」の意味・読み・例文・類語 あかざ【×藜】 ヒユ科の一年草。空き地や路傍に生え、高さ約1.5メートル。茎は堅い。葉はひし形に近い卵形で、縁は波形。若葉は紅色をし、食べられる。晩夏、黄緑色の小花が穂状に密生する。中国の原産。近縁種にシロザがある。ヒユ科の双子葉植物は、草原、荒地、塩分の多い土地などに生育し、ホウレンソウ・アリタソウなども含まれる。《季 夏 実=秋》「宿りせむ―の杖になる日まで/芭蕉」 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「藜」の意味・読み・例文・類語 あかざ【藜】 〘 名詞 〙 アカザ科の一年草。中国原産。古くから栽培され、今では路傍や空地に生える。茎は高さ一メートル以上に達し、直径約三センチメートル。葉は卵形で、縁に切れ込みがある。若芽は紅色で、後に緑色となる。夏、穂状に黄緑色の粒状の花をつけ、後に黒いつやのある種子ができる。若葉は食用に供し、葉のしぼり汁は虫の毒を消し、乾燥した葉を煎じた汁は、虫歯を防ぐうがい薬とし、また油のしみを除くのに用いる。生長した茎は干して老人用の杖(つえ)に用い、焼いた灰は染め物に用いる。《 季語・花は夏・実は秋 》〔新撰字鏡(898‐901頃)〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
動植物名よみかた辞典 普及版 「藜」の解説 藜 (アカザ) 学名:Chenopodium album var.centrorubrum植物。アカザ科の一年草,薬用植物 出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報 Sponserd by