蘇洞門(読み)ソトモ

デジタル大辞泉 「蘇洞門」の意味・読み・例文・類語

そとも【蘇洞門】

福井県西部、若狭わかさ湾に突出した内外海うちとみ半島の先端にある景勝地。6キロメートルにわたって、海食洞大門小門をはじめ唐船からふね島・獅子岩夫婦亀めおとかめ岩・碁石浜ごいしがはまなどが続く。国指定名勝若狭湾国定公園に属する。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「蘇洞門」の意味・わかりやすい解説

蘇洞門
そとも

福井県西部、小浜(おばま)湾を抱く内外海(うちとみ)半島の外海側にある景勝地。若狭湾国定公園(わかさわんこくていこうえん)の一部で国指定名勝。「外面(そとも)」とも書く。6キロメートルにわたって展開する花崗(かこう)岩の海食崖(がい)で、節理に沿って波食を受け、海食洞の大門、小門をはじめ、唐船(からぶね)岩、獅子(しし)岩、夫婦亀(めおとがめ)岩や、碁石浜(ごいしがはま)など奇岩が並ぶ。花崗岩の白い岩肌と青い海のコントラストも鮮やかである。探勝には小浜から遊覧船で約50分を要する。

[島田正彦]


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百科事典マイペディア 「蘇洞門」の意味・わかりやすい解説

蘇洞門【そとも】

福井県小浜市若狭湾国定公園に属する内外海(うちとみ)半島北岸の景勝地(名勝)。花コウ岩の断崖柱状節理に沿って海食を受け,大門,小門,唐船岩,獅子岩などの洞門や奇岩がみられる。小浜港から遊覧船の便がある。
→関連項目小浜[市]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「蘇洞門」の意味・わかりやすい解説

蘇洞門
そとも

若狭蘇洞門ともいわれ,外面とも書く。福井県南西部,小浜湾を東から囲む内外海半島の北岸にある景勝地。小浜市に属する。花崗岩の柱状節理が日本海荒波に浸食され,奇岩怪石が東西 6kmにわたって連続する名勝。若狭湾国定公園に属する。

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