蛮語(読み)バンゴ

デジタル大辞泉 「蛮語」の意味・読み・例文・類語

ばん‐ご【蛮語/×蕃語】

えびす言葉。また、異国言語
南蛮語。江戸時代スペイン語ポルトガル語オランダ語などのこと。

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精選版 日本国語大辞典 「蛮語」の意味・読み・例文・類語

ばん‐ご【蛮語・蕃語】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( 中国人から見て ) 周囲の異民族の言語。えびすのことば。〔張籍‐山中贈日南僧詩〕
  3. 日本人にとって未知外国の言語。特に近世には、西洋の言語をいった。異国の言語。外国語
    1. [初出の実例]「猪〈略〉蛮語称万天伊加本邦通俗亦言之」(出典本朝食鑑(1697)一一)
    2. 「唐音でもなく、蛮語(バンゴ)でもない」(出典:滑稽本・戯場粋言幕の外(1806)下)

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普及版 字通 「蛮語」の読み・字形・画数・意味

【蛮語】ばんご

南方蛮人の語。唐・韓武陵の李少府に寄す〕詩 楚歌を催し 蠻語、新詩に入る

字通「蛮」の項目を見る

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