デジタル大辞泉
                            「蠍」の意味・読み・例文・類語
                    
                
		
    
        
    出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
	
    
  
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                    さそり【蠍】
        
              
                        - 〘 名詞 〙 クモ綱サソリ目に属する節足動物の総称。体長三・五~二〇センチメートル。体は短い頭胸部と長い腹部とからなる。腹部はさらに、七枚の幅広い甲板の並ぶ前胸部と、尾状の六体節とに分かれる。末節は毒袋で、鉤(かぎ)状の毒針をもつ。歩脚は四対で、口器付近から「はさみ」をそなえた触肢が出ている。夜行性で、後腹部を背方へひるがえして刺し、クモや昆虫などを食べる。卵胎生。多くは熱帯から亜熱帯に分布し、石や落葉の下などにすむ。日本にはヤエヤマサソリ、マダラサソリの二種が分布する。蝎(かつ)。《 季語・夏 》- [初出の実例]「毒蛇蝮、蚑(サソリ) 百足含毒の虫を受く」(出典:大智度論平安初期点(850頃か)一六) 百足含毒の虫を受く」(出典:大智度論平安初期点(850頃か)一六)
 
蠍の語誌
古くは、漢籍や仏典から得られた知識としての存在であり、サソリといえばジガバチ(似我蜂)を指したと思われる。挙例の「大智度論平安初期点」のように「蚑」字をサソリと訓んだのは、ジガバチもサソリもともに、毒針を持つことによっているか。
                                                          
     
    
        
    出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
	
    
  
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    普及版 字通
                            「蠍」の読み・字形・画数・意味
                    
                
		
                    蠍
19画
        
              
                        [字音] ケツ
[字訓] さそり
[字形] 形声
声符は歇(けつ)。さそり。長尾のものを (たい)といい、短尾のものを蠍という。
(たい)といい、短尾のものを蠍という。
[訓義]
1. さそり。
2. 字はまた蝎に作る。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕蠍・蝎 クツナハ・オホハチ・テラムシ〔字鏡集〕蠍 オホハチ・クハノナカノムシ
[熟語]
蠍梢▶・蠍脣▶・蠍譖▶・蠍螫▶・蠍蠹▶
[下接語]
桑蠍・蛇蠍・万蠍・猛蠍・木蠍・弄蠍
                                                          
     
    
        
    出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
	
    
  
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    出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報
	
    
  
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